週末オススメ映画「女の子ものがたり」

オススメの本・映画

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illustrated byNo053  撫子凛

 

こんにちは。マイピク案内人のノリゴエです。
明日からは土日・・ではありますが、何となくゆっくりした気分にはなれないかもしれないですね。私の家の周りは、選挙の街宣車の音声が途切れることがありません。

 

こんな選挙投票日、直前にこの映画を1本ご紹介します。


「女の子ものがたり」
西原理恵子の自伝的漫画「女の子ものがたり」を映画化したもの。

 

え?僕男性なんだけど!というあなた。大丈夫です。
男性でも楽しめます。
でも、女性の方が少し共感できる度合いが高いかも。。

【内容紹介】(Amazonより引用)
誰にでもある青春時代の甘酸っぱい想い出、友だち同士の絆。これは、すべての人に贈る日本版『スタンド・バイ・ミー』!

 

そうです、このあらすじが書くとおり、この映画は友情物語です。
でも、根底には、女の子へのエールが詰まった映画だと思います。
だから、「女の子ものがたり」なんだと。

 

私的な感想とをまとめましたー。

 

ただ、待っていても何も変わらない。

辛いことがあると、ただただ呪文を唱え、
ここではないどこかに、自分の幸せがある、と信じていた主人公が、
最後は、自分の足で人生を切り開き始めます。

 

自分で道を切り開く、直接的原因ではないですが、
主人公の心境の変化がよく現れたこの言葉が、心に残りました。

 

何も見ず、何も聞かず、何も知ろうとしないことは、恥ずかしいことでしょ?

 

私の頭の中では、H2Oの「想い出がいっぱい」が流れます。
少女が大人の階段を昇る瞬間です。

実際、「想い出がいっぱい」が発売されたのが、1983年で、
西原さん19歳(上京した年)ですから。
本当に、リアルタイムで聞いていたかもしれません。想像ですけど。

 

物語の舞台は、男尊女卑も著しい環境で、
魔法使いに出会う前のシンデレラも真っ青!な過酷な場所。

 

魔法使いもシンデレラも当然、現れず、
主人公が自ら環境を変えようと一歩歩きだしていく様は、
当時、社会的地位が低く虐げられていた女の子への、
そして今でも悩み多き女の子へのエールのように思いました。

 

少々辛い現実でも、クスっと笑える希望がある。

上京した主人公にしても、そしてその土地に残った友達にしても、
全然かっこいい大人にはなっていない。

 

主人公はグータラだし、 地元に残った友達は、目をふさぎたくなる状況。
でも、決して地元の友達が自分を不幸だと思っている節は最後まで見せない。
むしろ、幸せだったんじゃないか、とさえ思わせる。

 

ハッピーエンドじゃないけど、でも、全部が暗くて辛いわけじゃない。
現実ってこういうものですよね。

 

インタビューの中で、「男はすぐ折れるし弱い」とかという言葉を残してますが、
私は、そんな根性なしで弱い人間的な部分も、根底では、
西原さんは愛してるんじゃないのかなぁと思いました。だから、西原作品に癒される。

 

西原さんが、Movie collection のインタビュー記事の中で、
西原さんの作品が、不況に強い理由について次のように語っていました。

 

私の作品は、現実はキッチリ描くけど、最後はちょっとだけ笑っていただけるところがある。それが不況に強い理由かな。みなさん、精神的にキツい局面なので、夢みたいなセレブ生活なんて見たくないのかもしれませんね。

 

また、西原さんの漫画「上京ものがたり」の中で、西原さんに寄せられたこんなファンレターが紹介されています。

毎日仕事がしんどくて、上司ともうまくいかなくて、家に帰っても心が苦しくて眠れなくて、そんな時にいつもあなたの本を読みます。あははと笑って、いらいらしてた自分がもうどーでもよくなって、それでぐっすり眠れます。

 

「女の子ものがたり」もまさにこんな感じ。
自分の生活が、絵に描いたようなヒーローじゃない。現実がみじめで辛い。
そんな状況でも、この映画を見ると、
自分をしばりこんでいた理想から開放してもらえて、心が楽になる気がします。

illustrated byNo154たま

 

 

人生の底を経験して、のぼりつめてきた西原理恵子さんの懐の深さを感じます。

 

西原さんへのインタビュー記事も合わせて読むと、より作品を楽しめるかもしれません。
よろしければ、こちらもご参照ください♪

自立しないとコワいことに…不況に強い西原理恵子が仕事の大切さを力説
西原理恵子さんのオンナの生き方「女生論」
西原理恵子さんWikipedia

 

————————————–

さぁ、週末の選挙のために連日、新聞やネットを読んでいます。
いろんな意見を読むたび、どんどん分からなくなりますが、読みます。

 

だって、何も見ず、何も聞かず、何も知ろうとしないことは、恥ずかしいことでしょ?

あさっては、投票日。


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