クリスマスの思い出

コラム

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illustrated by No288 ぴこふりる

 

どこ出かけても、山下達郎の「クリスマス・イブ」が聞こえる季節ですね。
こんにちは。マイピク案内人のノリゴエです。

クリスマスは、

■サンタさんがプレゼントをくれる日

■家族でちょっとしたご馳走を食べる日

■恋人や友達と楽しむ日

と、年齢を追うごとに変化してきましたが、今や
「子供にプレゼントをあげる日」となってしまいました。

 

まだ1歳なので、今年はサンタさんは来なくていいや
と思っていますが、来年からは、ガッツリ仕込みます。
「いい子にしないと、サンタさんこないよ!」
と、言わばナマハゲと同じ役割をになってもらうためです。

photo by kemeko1971

 

かく言う私も、かつてはサンタ猛烈信者でした。
あまりに信じすぎて、クリスマスイブに、鈴の音を空耳するほどでした。
「ヤバイ、今近くに来てる!来てる!」
と目をギラギラさせて布団にくるまっておりました。

 

クリスマスの思い出

そんな小学2年生のクリスマスイブのことです。
私は、サンタさんに手紙を書くことにしました。
何、書いたかよく覚えてませんが、プレゼントのお礼と体に気をつけて、
みたいな事だったと思う。

 

クリスマスケーキの上に乗ってたサンタの砂糖菓子を大事にとっておき、
手紙の上に砂糖菓子を置いて寝ました。
(うーん!なんて健気な子供なんだろう)

 

そして翌朝。

手紙のあった場所には、プレゼントが置かれており、
手紙も砂糖菓子も無くなっていました。

 

プレゼントよりも、砂糖菓子をサンタさんが持っていったことに
大・大・大興奮!!!やっぱりいるんだ!サンタは本当にいるんだ!
「サンタさんが砂糖菓子を食べてったよ~~!!ひゃっほーい」

illustrated byNo042 ABe

変わらないものよのぉ

・・数日後。
私には、非常に冷静で寡黙な、1個違いの弟がいるのですが。
当時、弟、小学1年生。
彼が、クラスの学級通信にこんな作文を寄せました。

 

題名:クリスマス
クリスマスプレゼントをもらいました。
ねえちゃんが、おかしをおいてねたら、なくなっていました。
ねえちゃんは、サンタさんがたべたっていうけど、
あれは、おかあさんか、おとうさんがたべたんだとおもいます。

 

チーン。

弟の作文読むまで、「サンタが食べた」という選択肢しか頭になかった私。
しかし、あんなに大はしゃぎな私を何も言わずに、見つめておいて、
学級通信で、こそっと暴露するなんて。

歯に青海苔つけたまま友達とおしゃべりして、家帰って鏡見た時の気分でしたよ。
「何で何も言ってくれなかったんじゃー!」

 

 

あれから20年の月日が流れましたが、
私は、思い込みの激しいよく手紙を書く女子のままで、
弟も、静かに人を観察し、横からボソっと本質を突く男子のままです。

 

人の性格はそうそう変わらないものよのぉ。

 

変わらないと言えば、山下達朗の「クリスマス・イブ」は29年前に発売されたそうです。
今聞いても、全く古くない。変わらないクリスマスの名曲ですね。
今年も、あちこちでいっぱい聞けるかな。

illustrated byNo389 かざあな


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