面白がり力

コラム

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illustrated byNo407  ひろあき

 

「日本珍スポット100景」というブログをご存知ですか?
日本各地にある、 B級スポット(珍妙、奇妙な観光地、施設など)
を特集したブログです。

 

人気ブログなのでご存知の方も多いかもしれません。
私は、週末、初めて知りました!これが面白いんですよ~。
私のオススメは、【オヤジ系珍スポット】です。
オヤジ系珍スポットとは、

一家の主がある日突然思い立って(たいてい「神のお告げ」)、全財産をつぎ込んで作り上げてしまった私設の珍スポット

※引用:「日本珍スポット100景 ~はじめに~」

 

アマチュアが建てた巨大自作マンション とか、度肝を抜かれます(笑)
建物自体もですが、建てた人となりもまた凄い。32歳で13歳と結婚とか。(13歳って結婚できるんだっけ?)
ぜひ、ブログで読んでみて欲しいです。

 

珍スポットは「面白がる能力」が試される

「中の人 ネット界のトップスター26人の素顔」(著:古田雄介 アスキー・メディワークス発行)
という本の中で、このブログの管理人「麻理」さんが次のように語っていました。

大きな遊園地や大観光地は、エンターテイメントのプロがあの手この手を使って楽しませてくれます。(略)でも、それに慣れちゃうと受身になって「誰か面白がらせてよ、私を楽しませて」っていうふうになっちゃうと思うんです。珍スポットはそういうサービスがほとんどないですから。自分で興味のあるところを見つけたり、面白がる能力を高めていかないと楽しめないんですね。

※引用:「中の人 ネット界のトップスター26人の素顔」 (著:古田雄介 アスキー・メディワークス発行)

私には、旅好きな友達が数人いまして、
彼らはみな「面白がる能力(面白がり力)」が本当に高いです。

観光地もない、宿もほとんどない、住んでいる人さえ数少ない、
というような島に出かけても、
現地の子供と遊び、写真を撮り、 自然を堪能して帰ってきます。

 

何もなくても楽しめるのです。

 

私は、世の中の人がもっと「面白がり力」を高めれば、
世界はもう少しだけ、幸せになるかもしれない、と思っています。

 

「自分の町には、何も見所がない!」という思わずため息出ちゃう行政の人も、
「旦那の給料が安くて、ディズニーランドなんて行けないわよ!」
と憤慨する、子育てママさんも、 いったん冷静になってこう思うのです。

 

「これは、自分の【面白がり力】が試されてるのかも?」 って。

 

町の歴史を調べてみたら、面白い妖精の伝説があるかもしれないし、
近所の公園も、お弁当を持っていくだけで、気分が変わるかもしれない。

 

これから、「何かつまんないなぁ」と思ったときは、
自分が珍スポットにぶちあたったと思って、
虎視眈々とユニークな破片を拾い集めたいと思います。

何か面白いことを見つけたら、
「よっしゃー!面白がり力1ポイントゲット!」です。

illustrated byNo392 momo*nana

 

冗談みたいな話ですけどね、
でも、私たちのライフスタイルを幸せな形で、省エネモードに切り替えるには、
【面白がり力】が必須だと思うんだな。

 


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