週末オススメ本:綿矢りさ「勝手にふるえてろ」
illustrated byヒワタリ
こんにちは。マイピク案内人のノリゴエです。
明日からお休みですね~。
寒さ嫌いの私は、家にこもるべく、
DVD2枚と本3冊を傍らに準備しています。
ついでに映画観ながら食べるお菓子も。
手作りアップルパイ♪
ハッピーウィーケ~ンド です。
ではでは、週末に何か本でも読もっかな~と考えている人に、
自分のオススメ本を1冊ご紹介します~。
もし、よろしければ 本屋さんでふらっと探してみてください。
綿矢りさ 「勝手にふるえてろ」
Amazonの内容紹介より
片思い以外経験ナシの26歳女子が、時に悩み時に暴走しつつ現実の扉を開けてゆくキュートで奇妙な恋愛小説
すきな理由
1:言葉のリズムと選び方がすごい。
“みんなの欲しがる気持ちが競争を生み、切磋琢磨でより質の高いものが生み出されていくのですね。でも疲れたな、まず首が疲れた。だってずっと上向いてるし。”
※引用:「勝手にふるえてろ」綿矢りさ著
読んでいると音楽を聴いてるかのようにリズミカル。
句読点の場所、語尾の使い方、言葉の選び方、が独特。
読んでいると爽快なのです。綿矢りさは言葉の天才だ、と本当に思う。
2:モノクロ映画がカラーになるような結末が好き。
ラストで、すご~いどんでん返しがある訳じゃありません。
むしろ、ストーリー的には最後はこうなるのかな、と想像していた結末でした。
しかーし、どんでん返しと同じくらいの衝撃が私にはありました。
「そうくるのか!」と。
たった一つの言葉で、それまでモノクロ映画だったのが、
一気にカラーになったよう。
こういう表現があるんですね。
どんな描き方なのかは、ネタバレになるから言いません♪
綿矢りささんの本は全部読みましたが、
個人的には、この本が一番好きでした。
好みは分かれるところだと思いますが。
では、皆様よい週末を!
2012年11月16日