アートが心に寄り添うとき
Illsutrated by 【佐伯朋子】
福山雅治さんの「トーキングFM」を聞いていたら、
(前にもブログでこのラジオ番組のことを書いた気が。
日曜のこの時間は車に乗ってることが多くて、ほぼ毎回聞いてます。
で、この後の『あ、安部礼司』のラジオドラマも聞いてます。分からない人、ごめんなさい。)
あなたの心に寄り添った福山雅治の音楽特集、をやっていました。
(続き)
例えば、就職活動がうまくいかなかったとき。
例えば、親友とケンカしたとき。
「こんなシチュエーションで、福山さんのこの音楽に支えられました」
というお便りが続々。
私も過去を振り返り、音楽が人生の選択肢を左右した経験を
何個かフラッシュバックしていました。
こんな風に誰かの人生に寄り添う音楽が作れたら、
ミュージシャン冥利に尽きますよね。
誰かが、疲れたり、悲しかったり、無気力だったときに
そっと心に寄り添い、傷を癒せる薬になれたら。
マイピクでは、
亡くなったペットの元気な頃を描いて欲しい、
病気の彼の夢を絵にして欲しい、
という似顔絵依頼も、頂きます。
イラストにしか、出来ない薬の役目があります。
普通にキレイな絵を描くのも、それだけで価値のある事だと思いますが、
誰かの人生に寄り添う絵は、
絵の持つ力を最大限に、生かしていると思う。
「あぁ描いてよかったなぁ」「役に立ててよかったなぁ」「頼んでよかったなぁ」
普通の人の、普通の生活の、
少しだけ欠けてしまった充足感を満たすべく、
日本のどこかのイラストレーターの絵が
今日も届いてゆきますように。
2011年11月28日