転勤の挨拶にやってくるファンを作る、ミスドのスタッフさんのお話。
Photo:Tobyotter
こんにちは。マイピク案内人のノリゴエです
写真は、タイガードーナツ、だそうです。虎の顔したドーナツ!
ちょっと可愛いけど、水色×黄色の色合わせは食欲が減退します・・。
で、今日はドーナツを食べに行ったときの話です。
(続き)
先日、ドーナツが食べたくなり、ミスドに行ったときのこと。
私の家の近くのミスドには、とっても接客のすんばらしいスタッフさんがいます。
まず、笑顔がすばらしい。そして、手際がとてもよい。
ドーナツ並べるのも、珈琲注ぐのもマッハ1秒。
後は、何より、かゆいところに手が届く【声かけ】です。
「今日は寒いですね~」とか「赤ちゃん可愛いですね」とか、
さりげない一言を、手を止めることなく差し込んでくれるのです。
密かにファンだったのですが、何と(と、いうか当然?)私だけじゃなかったようで。
その日、入り口から、カバンを持ってスーツを着たサラリーマン風の方がやってきました。
で、もうその方が、最初から私の好きなスタッフさんの事しか見てない(笑)
そして開口一番。
「俺さー、転勤になっちゃったんだよ!挨拶に来なきゃと思って」
す・・すごい。
私、ミスドのスタッフさんに転勤の挨拶にくるサラリーマンの方を初めて見ました。
どう見ても、ドーナツ関係の取引先ではなく、常連のお客さんでした。
その人は、ドーナツを買う列に並ぶ間、ひとしきり近況報告し、
たんまりドーナツを買って帰っていったのでした。
何でもプロになったつもりで仕事してみる。
おこがましいですが、もしも、私が経営者だったら、ああいう方を雇いたい!
電話のオペレーターも、営業も、受付も、何でも出来そう。
「自分の作業の手を止めずに、相手を思いやる一言をかけられる」
って、自分の接客業の経験から、相当に難しい
ドーナツを売る仕事、と一言で言えば簡単ですが、
その中には多数の作業があり、見方を少し変えると、
他の業種でも、十二分に通用する力になるのだなぁと身に染みました。
ちょっと電話をとるにも、1日の段取りを組むにも、
「受け付けのプロになったつもりで電話出てみよう♪」とか
「プロジェクトのマネージメントをするつもりで、完璧に段度ってみよう♪」とか
少し気持ちを変えるだけで、日々の作業が楽しくなる。
こういう積み重ねが、人を磨いていくんだと思います。
2012年11月6日