一本の線の美しさ。
illustrated byNo135KOWAZA
こんにちは。マイピク案内人のノリゴエです。
ある日、娘(1歳11ヶ月)を連れて公園に行くと、
公園 の地面に、ものすご~~く上手いアンパンマンが描かれていました。
何が上手いって、本物に似ているのももちろんですが、
アンパンマンの顔が、綺麗な楕円だったのです。
嘘か本当かは分かりませんが、ピカソのこのエピソードを思い出しました。
(どこで聞いたか覚えておらず、正式な出展を探したのですが、
見つからないので話半分に聞いてください)
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レストランで、ピカソがウェイトレスに
「何か絵を描いてくれませんか?」
と頼まれ、30秒ほどでナプキンに丸を1つ 描きました。
そして、ピカソはその絵を100万円だ、と言いました。
「30秒で100万円ですか?」と、ウェイトレスが聞くと、
「40年と30秒かかってます」とピカソは答えたそうです。
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私、このエピソード、金額の話にも「なるほど」と思いましたが、
ピカソの描いた丸も気になりました。
このピカソの描いた丸は、綺麗な正円だったんだろうなぁと。
(勝手な想像です)
一回も筆を離さずに、 綺麗な線を描くのは、
熟練の技が必要だと思うのです。
シンプルな線ほど、難しい。
1本の線で描いたイラストがカッコイイ!と評判に。
Quibe さんという1本の線だけで描くアーティストをご存知ですか?
私は、こちらのマイナビニュースで知りました。
紅の豚やもののけ姫の「サン」のキャラクターが、
1本だけの線で描かれています。
見事です。
ピカソじゃないですが、1枚の絵を描いたのはきっと短い時間でしょう。
でも、あの美しい線の背後に、
長い技を磨いた時間の重さを感じます。
シンプルだけど、洗練されている。
そういうの、好きです。見ていて、触れていて、心地いい。
美しいとは何か?って聞かれたら、心地いいことだと、私は思う。
そんな人になりたいです。
ちなみに、マイピクでも一筆書きで似顔絵を描くイラストレーターさんがいますよ♪
KOWAZAさんです。
もし、よろしければ、シンプルだけど、熟練したKOWAZAさんの似顔絵アートに、
あなたも酔いしれてみてくださいね。
2013年1月18日