腹落ち
illustrated by かい ななえ
若い頃、（と、いうか今でも気持ちは若いつもりですが）
思いついたらすぐ行動、と思っていた時期がありました。
何に関しても。
会いたい、と思ったら会いに行く。
やってみたい事があれば、挑戦してみる。
失敗だって成功のもと。
何ごともやってみないと、分かりませんから。
今でも、基本的スタンスは変わらないです。
でも、あるとき、
やりたい、と思ってるはずなのに、やれない時がありました。
体調が悪いとか、時間がない、とか環境のせいでもなく。
体が動かない。先に進まない。
自分の不甲斐なさを攻めたりしました。
でも、すごく冷静に自分を見返して、
「私、本当はやりたくないんだ」
って分かりました。
頭で考えて「やりたい」と思ったはずなのに、
それは、憧れの誰かの真似ごとであったり、
「それをやればカッコよさそう」と人の目を気にして出した結論であったりと、
深く突き詰めると、大して自分が望んでない事に気づくのです。
仕事も同じような気がしています。
「あ、これ儲かりそう」と思って手をつけたり、
「他社がやってて面白そうだから」
と表面だけ見て取り入れたり、
考えが浅いものは、うまくいかないんじゃないか、と。
何かを達成させるって、それなりに時間もエネルギーも必要だし、
それを続ける人間のモチベーションほど、
成功に必要なものはないと思うので。
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数年前、第三者の方にマイピクの形態について
アドバイスを頂いたことがありました。
今考えれば、理にかなったアドバイスだったのですが、
当時は、どうしてもそれを受け入れることが出来ませんでした。
でも、今日、そのアドバイスをふと思い出して、
今なら出来るかも、とお腹の底で思いました。
理論理屈で考えれば、もっと早くやればよかったのに、
って事なんだと思いますが、
結局、どんな仕事を動かすのも人である限り、
働く人が腹落ちしないとダメなんだろうな。
★11月29日に、「腹落ち ～続編～」を書いています。
Ｐ．Ｓ． 新しいイラストレーターさんが登録されましたよ。
かい ななえさんです。（冒頭のイラストです）
可愛いでしょ？コチラのページもご覧ください。
2012年11月15日