週末オススメ本:「ローマ法王に米を食べさせた男」

オススメの本・映画

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illustrated byNo443 たぶちよしこ

 

こんにちはー。マイピク案内人のノリゴエです。

明日から3連休ですねー!クリスマスですねー!
クリスマスに見たい映画のご紹介♪なんて洒落たことをしてみたかったのですが、
自分にはそんなロマンチックなストックはありませんでした(笑)

 

クリスマスにはあまり関係ありませんが、
来年への志気を高めるのに、ぴったりな1冊をご紹介します。

「ローマ法王に米を食べさせた男。 ~過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?~」

社長が「絶対、読んだ方がいい!」と社員全員に勧めた本です。
読んでみて。すっげー!!(言葉がはしたなくてすいません)の一言。
はい、私もオススメします。

 

超超高齢化が進んだ過疎の村を、年間予算60万円で、わずか4年間で立ち直らせた“スーパー公務員”のお話です。

 

地域おこしに興味がある人はもちろんですが、
何か始めようとする人、何かに行き詰まって悩んでいる人は、
絶対、元気をもらえます。

 

さー、見所いってみよー!

 

「自分に限界を設けるな!」のお手本です。

 

1%でも可能性があるなら、出来ることは全部やる。
そのスタンスが徹底しています。

 

話題づくりのために、ソ連の大統領やアメリカの大統領にまで手紙を出し、
海外のメディアにプレスリリースを流し、
普通なら、「それは無理だろ・・」と思って躊躇してしまいがちなことを、
ガンガンやってのけるのです。しかも結果も出す。

 

それらは、私たちでもやろうと思えば出来ることばかりです。
でも、多くの人はやりません。

 

「自分に限界を設けるな!」と多くの本に書かれています。
スポーツ選手だったり、冒険家だったりも、似たようなメッセージを発します。
この本が、それらと違うのは、
実際に、限界を設けないで仕事をした身近な公務員の話だからです。
才能がある一部の人の話でありません。

 

憧れの人の言葉や姿を見て、「勇気が出た」「モチベーションが上がった」というのとは、
わけが違います。

 

私たちが本当に、限界を設けないで仕事をしたら、どういうことになるのか。
身をもって手本を示してくれているといえます。

 

答えは、人体にあり。

 

行き詰まったときの、答えの導き出し方に惚れ惚れしました。

地域社会を構成する最小単位は人間。
だから、身体の中で起こってくることは、地球全体にも起こる、と考え、
どんな難題も、自分の身体の問題に置き換えて考えてゆきます。

 

すると、本当に自然な形で解が見えてくるんですねぇ。
(具体的な解決の仕方は本でご覧ください)

 

ビジネスだって、恋愛だって、何だって人間相手です。
一見、解決しそうにない難題も、答えのヒントがもっとも身近な人体にあることに目から鱗でした。
人の身体は人生の先生でもあるのです。

 

自分のことだけ、考えない。

著者のスーパー公務員高野さんは、最初は月給6万8000円の臨時職員でした。
私だったら、「こんな薄給で働かされてるんだから、適当にやっておこう」
って思ってしまうかもしれません。

 

でも、高野さんはこの薄給の時代から、
海外にプレスリリースを打ち、積極的に営業、宣伝活動を繰り広げるのです。
その結果、多大な成果を残し、正社員に採用されます。

 

悪条件を鵜呑みにして、何でも必死に働け、と言いたいのではありません。
したたかさだって、時には必要です。しかし、
「●●円もらってるから、それに見合う仕事をするか」
と自分に線引きをするのは、もったいない事だな、と感じたのです。

 

上の「答えは人体にあり」に習えば、
息は吐かないと吸えないのと一緒で、何かが欲しければ、
自分から何か吐き出さないといけないと思うのです。

 

自分のことだけ考えて、「●●円に見合う仕事でいいや」と、
手を抜いて●●円分しか吐き出さなかったら、
絶対に、それ以上のお金は自分にはやってきません。

 

そんな生き方つまらない。時間がもったいない。
自分のことだけに視野を狭めて生きたくない。
著者の高野さんの生き方を見ていて、そう思いました。

 

 

他にも、目から鱗的な、著者の手腕がたくさんあるのですが、
ネタばれ防止のためにも、私の感想メインにしました。
来年からの英気を養うためにも、3連休で読まれてみてはいかがでしょうか?

 

 


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