サバティカル・リーヴ
illustrated byNo336 ジェネ
サバティカル・リーヴってご存知ですか?
もともとの意味は、サバティカル・イヤーと言って、
7 年目ごとに休耕し大地を休ませる安息の年の意味。
そこから由来して、一定期間ごとに与えられる長期休暇のことを指すんだそうです。
10年働いたら、1年お休み、という具合に。
英米の大学教授など研究者の間では、ごく一般的みたい。
この休暇を使って、自分の専門外の勉強をしたり、留学したりするんだそう。
この休暇中も給与が出るっていうのですから、すごいです。
聖路加国際病院理事長の日野原重明さんが、
このサバティカル・リーヴの重要性について、先日新聞で語ってました。
日常から一歩離れてみることで、発想の転換ができる、と。
何か、新聞読みながら、
「今日から1年間、仕事も家事も育児もな~~んにもしなくていいいよ!
しかも給料つきだよ!」
な んて言われたら、なーにしよっかな~♪と鼻の穴をふくらませておりました。
さてさて、みなさんなら何しますか?
旅行って言っても、1年間、ありますからね。
国内ちょこちょこ行ってたんじゃ、全然消費されないですよ!
映画ゆっくり見たい?
それだけじゃ、3日でたぶん飽きますよ。
友達と遊びたい?
他のみんなは、平日仕事です。
1年お休み、ってなると、1週間とか3日間休むのとは、
計画を考える 深さと規模が全然違うって事に気づくのです。
私たちの多くが、社会に出てから働き詰め(ある意味、有難いのですが)で、
まとまって1年間お休み!なんて事を経験しないまま、
定年を迎えるんじゃないでしょうか。
休み慣れしてないから、定年したら何もする事がない・・なんて
事態に陥るんじゃないか、と。
実は、先日、『多忙は怠惰の隠れ蓑』って言葉をね、この本で知りました。
「ほぼ日刊イトイ新聞の本」
「忙しい、忙しい」って言ってると、
何やら重要な事を生み出しているような気になるけれど、
でも、実際は頭を大して使わずに、右から左へ、こなしているだけ。
こんな状況を表した言葉です。
サバティカル・リーヴが、重要な意味を持つのは、
こんな『怠惰の隠れ蓑』を剥ぎ取られることにあるんじゃないか、と思います。
目の前のやるべき事をこなす事も大事だけど、
10年に1回ずつくらい、自分の人生俯瞰して、
力蓄えたり、時間の制限なしに思いっきり楽しんだりする期間、欲しいなぁ。
1年間、、は無理にしても、
長い自分の人生、自分で舵取りする為に、
たまの長期休暇を自分1人で過ごして、短期「サバティカル・リーヴ」やってみようかな。
あなたもどうですか?
P.S.新しいイラストレーターさんが登録されました♪【なむ川】さんです。
———————–(おまけ)—————————
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色々、とりそろえております。
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2013年2月13日